AutoCADのワークスペースについてお探しですね。
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AutoCADの画面、見にくくないですか?クラシック表示に戻す方法を教えます
AutoCADを新しいバージョンに更新したとき、あるいは他の人のパソコンで作業するときに、「なんか画面が見にくい…」「いつも使ってるアイコンがどこにもない!」と困ったことはありませんか?特に長年AutoCADを使っているベテランの方ほど、リボン形式の新しい画面より、昔ながらの「クラシック表示」のほうが断然作業しやすいと感じているはずです。
それに、画面の背景色やカーソルのサイズが自分の好みと違うと、長時間作図していると目がすごく疲れてしまいますよね。
この記事では、AutoCADの作業環境を自分好みにカスタマイズして、使い慣れた「クラシック表示」を取り戻す方法と、目に優しい設定について詳しく説明していきます。
どうして新しい画面は見にくいの?「ワークスペース」って何?
AutoCADの画面が見にくいと感じる一番の理由は、2015年以降のバージョンから「AutoCADクラシック」という設定が標準から消えてしまったことにあります。
今はタブでツールが整理された「リボン」という形式が標準になっているんですが、これって確かに機能は探しやすいんですけど、その分、図面を描く領域(モデル空間)が狭くなってしまうんですよね。
だから、図面を広々と見たい人や、コマンド入力とツールバーを組み合わせてサクサク作図していた人にとっては、「なんか使いにくいなあ…」と感じてしまうわけです。
それに、「見にくさ」の原因は配置だけじゃありません。
最近の高解像度モニターを使っている場合、初期設定のままだとアイコンが小さすぎたり、背景色が真っ黒じゃなくてグレーっぽくなっていたりして、線が見えにくくなっていることも多いんです。
AutoCADには「ワークスペース」という仕組みがあって、画面に表示するパレットやツールの配置を自由に保存したり切り替えたりできるようになっています。
まずは、「自分にとって見やすい画面ってどんな感じ?」をイメージして、それを自分で作っていく必要があるんですね。
安心してください、標準機能だけで昔ながらのクラシック環境は十分に再現できますよ!
リボンを消して、ツールバー中心のクラシック表示に戻す手順
クラシック表示を復活させる手順は、大きく分けて3ステップです。
「メニューバーを表示する」「リボンを消す」「必要なツールバーを並べる」、この順番でやっていきましょう。
まず、画面の一番上にある「クイックアクセスツールバー」の右端にある小さな下向き矢印をクリックして、「メニューバーを表示」を選んでください。
すると、画面上部に「ファイル」「編集」「表示」といった懐かしいメニューが出てきます。
次に、リボンメニュー(大きなアイコンがずらっと並んでいる帯状の部分)を消しましょう。
コマンドラインに「RIBBONCLOSE」と入力するか、さっき表示したメニューバーからリボンを閉じる操作をしてください。
これで画面がグッと広くなって、作業スペースが確保できます。
続いて、必要なツールバーを画面上に配置していきます。
メニューバーの「ツール」→「ツールバー」→「AutoCAD」と進むと、使えるツールバーの一覧が表示されます。
ここから、作図に必須の「作成」「修正」「寸法」「画層」「プロパティ」などを選んで表示させてください。
最初に一つだけツールバーを表示させれば、あとはそのツールバーの上で右クリックするだけで一覧を呼び出せるようになるので便利ですよ。
表示されたツールバーはドラッグ&ドロップで画面の左右や上部にピタッと固定できますので、自分が作業しやすいレイアウトに配置してみてください。
これで、以前のバージョンと同じような操作感が戻ってきます!
目が疲れにくい!背景色とカーソルの設定を見直そう
ツールバーの配置だけじゃなく、画面の「色」と「カーソル」の設定を見直すと、見やすさが驚くほど変わります。
初期設定の背景色は、バージョンによっては真っ黒じゃなくて濃いグレーになっていることがあるんです。
これが青や紺色などの暗い色の画層を見にくくしている原因なんですね。
設定を変更するには、画面上で右クリックして「オプション」を開き、「表示」タブを選びます。
その中の「色」ボタンをクリックして、コンテキストで「2Dモデル空間」、インターフェース要素で「共通の背景色」を選び、色を「Black(黒)」に変更してください。
これでコントラストがはっきりして、図面の線がくっきり見えるようになります。
それと一緒に調整したいのが「クロスヘアカーソル」のサイズです。
標準設定だとカーソルが小さくて、広い図面の中で「あれ、今どこにカーソルあるんだっけ?」って見失ってしまうことがあります。
同じく「オプション」の「表示」タブ右下にある「クロスヘアカーソルのサイズ」という項目で、数値を変更してみましょう。
初期値は5になっていますが、これを「100」に設定すると、カーソルの十字線が画面の端から端まで伸びるようになります。
これ、すごく便利で、離れたオブジェクトとの水平・垂直の位置関係がパッと分かるようになって、作図ミスも減らせるんです。
**見やすくするためのおすすめ設定:**
– **背景色:** 完全な黒(Black)にして、線をくっきり見やすくする
– **クロスヘアカーソル:** サイズを100(最大)にして位置関係を把握しやすくする
– **フォントサイズ:** コマンドラインの文字が小さい場合は、フォント設定で大きくする
せっかくの設定、保存しておこう!「ワークスペース」の活用法
せっかく時間をかけて設定したツールバーの配置や画面周りの設定も、そのままAutoCADを終了してしまうと、次に起動したときにリセットされてしまうことがあります。
あるいは、何かの拍子に標準の「製図と注釈」に戻ってしまうこともあるんです。
だから、カスタマイズが完了したら、必ず今の状態を「ワークスペース」として名前を付けて保存しておきましょう。
画面右下の歯車アイコン(ワークスペースの切り替え)をクリックして、「現在を別名で保存」を選んでください。
ここで「私のクラシック」とか「使いやすい画面」とか、自分で分かりやすい名前を入力して保存します。
こうして保存しておけば、もし間違ってリボン表示に戻ってしまったり、他の人がパソコンを使って設定を変えてしまったりしても、歯車アイコンから保存したワークスペース名を選ぶだけで、一瞬で自分専用の環境に戻せます。
それに、作業内容に応じて使い分けるのもアリです。
例えば、3Dモデリングをするときはリボン表示のワークスペースを使って、2D図面をサクッと仕上げるときは自分で作ったクラシック表示に切り替える、といった使い方ができます。
AutoCADの機能を最大限に引き出すためにも、自分にとって「一番見やすくて、疲れにくい画面」を作って、それをいつでも呼び出せるように管理しておくことが、プロとしての使いこなしの第一歩と言えるでしょう。
ぜひ、この記事を参考に自分だけの快適な作業環境を作ってみてくださいね!
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