AutoCADが重い時の対処法をお探しですね。
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AutoCADが重い・カクカクする原因と10の高速化設定(ハードウェアアクセラレーション他)
設計の仕事でAutoCADが重くなったり、マウスカーソルがカクカクしたりするのって、本当にストレスですよね。
「最初はサクサク動いてたのに、作業してるうちにだんだん重くなってくる」「オブジェクトを選ぶだけで固まったみたいになる」なんて経験、ありませんか?実は、パソコンのスペックを上げても解決しないことが多いんです。
AutoCADの設定や図面データの管理に問題が隠れていることがよくあるんですよ。
この記事では、プロの現場でも使われている「ハードウェアアクセラレーション」などの基本設定から、あまり知られていないシステム変数の調整、データを軽くするテクニックまで、AutoCADをサクサク動かすための10の設定をわかりやすく解説します。
なぜ遅くなる?主な原因とパソコン環境のチェックポイント
AutoCADが重くなる原因は一つじゃありません。
パソコンの性能、ソフトの設定、図面データの大きさ、この3つが絡み合っていることがほとんどです。
まず疑うのはパソコンのスペックですが、CPUやメモリが十分でも、グラフィックボード(GPU)がちゃんと認識されてなかったり、ドライバのバージョンがAutoCADと合ってなかったりすることがあります。
特に「昨日まで普通だったのに急に重くなった」という場合は、Windows Updateが勝手にグラフィックドライバを更新して、相性が悪くなってるかもしれません。
あと、長時間作業してると動きが遅くなるのは、AutoCADが作る一時ファイルやキャッシュがたまっていくのが原因だったりします。
定期的にAutoCADを再起動したり、キャッシュをクリアしたりするのが大事なんです。
まずは自分の環境が、AutoCADが推奨しているドライバを使っているかチェックしてみましょう。
メモリを増やすのも効果的ですが、それより「設定の見直し」で改善できることがたくさんあるんですよ。
グラフィックス設定を見直して画面表示をスムーズにする
AutoCADの動きに一番影響するのが、グラフィックスの設定です。
ここを変えるだけで、カーソルの動きや画面の描画がびっくりするほど良くなることがあります。
まず、画面右下の時計みたいなアイコンを右クリックして、「グラフィックスパフォーマンス」を選んでください。
ここで「ハードウェアアクセラレーション」がオンになってるか必ずチェックしましょう。
これがオフだと、CPUだけで画面を描くことになって、めちゃくちゃ重くなります。
オンにしたら、「2D表示設定」を「詳細モード」から「基本モード」や「中間モード」に下げてみてください。
描画の負担が軽くなります。
次に、作図中の視覚効果を調整します。
コマンドラインに以下を入力して設定を変えると、無駄な処理を減らせますよ。
* **SELECTIONEFFECT(選択効果)**: 「0」にすると、オブジェクトを選んだときの表示が簡単になって、点線で表示されます。
複雑なハッチングを選ぶときの遅れを防げます。
* **SELECTIONPREVIEW(選択プレビュー)**: 「0」にすると、カーソルを重ねただけでオブジェクトが光る機能がオフになって、カーソル移動が軽くなります。
* **VTENABLE(ビュー遷移アニメーション)**: 「0」にすると、ズームや画面移動のときのアニメーション(スムーズに動く演出)がなくなって、瞬時に画面が切り替わります。
見た目のきれいさより作業スピードを優先するなら、これらの設定は超おすすめです。
特に図面の要素が多いとき、選択時のプレビューだけでもパソコンに負担がかかるので、オフにするとカクつきがかなり改善されます。
動作を軽くするシステム変数と見落としがちなポイント
グラフィックス設定以外にも、AutoCADには動作に関わる設定がたくさんあります。
これらを調整すると、裏で動いてる処理を軽くできるんです。
まず試してほしいのが、情報表示系の機能を減らすことです。
「ROLLOVERTIPS(ロールオーバーのヒント)」を「0」にすると、オブジェクトにカーソルを合わせたときに出る情報のポップアップが表示されなくなります。
「QPMODE(クイックプロパティ)」を「0」か「-1」にすると、選択時に小さなウィンドウが出るのを防げます。
便利な機能ですが、頻繁に表示されるとパソコンに負担がかかって、微妙に遅れる原因になるんです。
意外な盲点が「コマンドラインウィンドウ」です。
コマンド履歴の表示行数が多すぎたり、透過表示になってたりすると、描画に負担がかかることがあります。
コマンドラインの表示行数を減らしたり、半透明設定を解除したりすると改善することがあります。
あと、自動保存の間隔を調整する「SAVETIME」も重要です。
初期設定だと頻繁に自動保存されるので、大きな図面を扱ってると作業が何度も止まる感じになります。
これを適切な間隔(例えば30分とか)に延ばすと、快適に作業できますよ。
図面データそのものをきれいにして定期メンテナンスする
パソコンの設定を最適化しても重い場合、図面データ自体に問題があるかもしれません。
長く使い回してるデータや、他の会社からもらった図面には、使ってないブロック定義、画層、線種、壊れたオブジェクトなどがたまってて、ファイルサイズが大きくなって処理が遅くなります。
図面を軽くする基本のコマンドが「PURGE(名前削除)」です。
これで図面内の使ってない不要な定義を一気に削除できます。
一回だけじゃ消えきらないこともあるので、削除できるものがなくなるまで何回か繰り返すのがコツです。
次に大事なのが「AUDIT(監査)」コマンド。
図面データベースの整合性をチェックして、エラーがあれば直してくれます。
作業中に謎の強制終了が起きる場合は、必ずこのコマンドを実行してください。
さらに、以下のポイントもチェックして、図面を健全に保ちましょう。
* **尺度リストの初期化**: `SCALELISTEDIT` コマンドで、増えすぎた注釈尺度をリセットします。
外部参照を通じて大量の尺度が入り込むと、めちゃくちゃ重くなることがあります。
* **画層フィルターの削除**: `FILTERS` コマンドで、不要な画層フィルターを削除します。
これも他社データから入ってきやすい「重さ」の原因です。
* **外部参照の管理**: 不要な外部参照はロード解除(アンロード)するか、バインドして一体化させた後に不要な部分を削除します。
リンク切れの参照を探しに行く動作もフリーズの原因になります。
* **WBLOCK(ブロック書き出し)による再構築**: どうしても重さが解消しない場合、図面全体を `WBLOCK` コマンドで新しいファイルとして書き出すと、内部のゴミを完全に捨てたクリーンなデータが作れます。
これは最終手段として超強力です。
こういうメンテナンスを定期的にやることで、AutoCADをいつもベストな状態で使えます。
設定の変更とデータの掃除、この両方をやることが、サクサク動く快適なCAD環境を作る近道なんです。
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